その時の彼と別れ、嫉妬深い男と付き合った時には最悪でした。完全に前の彼とも切れていないまま嫉妬深いバカと付き合ったものだから余計に酒と関わりが深くなっていきました。
嫉妬深いですが私が前後不覚になるまで酔っても特にうるさくは言わず、後にアルコール依存性で暴力を振るう私に見切りをつける事となった人でした。
私はまだ高3でしたが男は23歳の自営業でした。振り返ってみて思うのが、どうして男は女の酒の量に関してはとても寛大なのかという事です。
酔っ払った恋人に訳の分からない振り回され方をしたり暴言や暴力を受けながらも、どうして酒を控えろと強く言わないのか。
それほど愛してもいなかったか、惚れた弱みなのか。どっちにしろアルコール依存性になった私は、きっと自分自身しっかりしていなかったのはもちろん、男もそうだったかもしれません。
未熟な者同士がくっ付いた状態でしょうか。本当のところは分かりませんが、酒癖の悪い女性はダメだとか、黙って見てる男が良くないとかがお互いに教訓になっていればと願います。
その男は、私も最初はとても惹かれましたが大切にはせず付き合いは長く続いたものの、すぐに壊れた関係になっていたように思います。
本当は私が酔っ払うのが嫌だとか、しらふではいつもつまらなそうにしているとか、自分は大切にされていないとか、そういった不満はぶつけられず酒を飲んで機嫌を良くする私を見て、流されていたのでしょう。
この人と別れていれば、私もアルコール依存性にならずに済んだのかもしれないと思う反面、正しく起こっていたとも思うのです。
この人が、呆れながらも私が満足するまで酒を与えて暴れるのをなだめ、将来もないまま過ごした時間は長かったです。
この時点では、ただ「酒癖が悪い、アルコール依存性になるタイプの人間」でしかありませんでした。
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暴力癖と、そうするために飲む事
こんな浅はかな私だったので、何度高校を辞めたいと言った事か。それが何とか卒業できたものだからお祭り騒ぎでした。
卒業してから仕事が始まるまで最後の春休みとして、ほぼ毎日飲みに出かけていました。
朝方まで飲んで、彼氏に内緒で昼間は違う人とドライブに行ったり買い物に行ったりする事もしょっちゅうでした。
そんな時は相手の車で少し眠り、お昼にまたビールやワインを飲んでいました。さすがに不摂生がたたり風邪をひいて寝込みました。
私は薬を服用している中で酒を飲むと胃がキリキリしつこく痛むのでその間は酒は断ち、そして少し風邪が緩和した時でしょうか。
アルコールが入っていないと寝付きが悪い?と感じました。もともと寝付きが悪くなる事はあったので、これはいつもと違うと分かったのです。
出勤の前日、起きれなくなっては大変だと酒は飲まず、まともな時間に就寝。でも眠れずに朝がきました。
とにかく仕事を済ませて彼に迎えに来てもらって、御飯と少し酒をご馳走になっておとなしく家に帰りましたが酔いはすぐに落ち着き、少しだけ眠れるものの目が覚めるのでした。
この時の不眠はアルコールと大きな関係はないと思うのです。きっと緊張から来るものでした。ただ、早く目一杯飲んで大騒ぎしたいという思いが強かったような気がします。
仕事を頑張っている自分と、その数日前の、飲んでばかりいた自分が入り混じっているようでした。
眠れない不調も飲みに行ってしまえば吹き飛ぶだろうと思って休日が待ち遠しかったです。今にしてみれば、この時「とことん泥酔したい」という思いでした。
本当にイタい奴です。そうなれば、飲まない彼よりも合コンに行った方が楽しいのでコソコソと計画を立てるも異変に気付いた彼は毎日職場へ迎えに来ていました。嫉妬深いだけに。
これでは「帰れ!」と言って追い払おうにもケンカになるだけでした。すぐに家に帰せば、また私が飲みに出ると思ってか長時間拘束するのです。
不機嫌な私をなだめようと飲みに連れて行き、どんな事があろうと側に居るのでした。この時から酔って暴力を振るうようになり、飲んでストレスを発散させる癖が付きました。
特にストレスがなかろうと、飲んで酔っ払っては彼に暴力を振るいました。